アキノタムラソウ

里山の公園の散策に行ったら、この花がたくさん咲き始めてました。

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==《アキノタムラソウ》==
『アキノタムラソウ』は、林の下や道端にごく普通に見られる多年草です。
「アキノ~」と言う名前がついていますが、実際は6月の梅雨のさなかから開花しはじめます。何故初夏から咲いているのに秋と付いているかというと、既に「ナツノタムラソウ」というのが存在しているから(笑)。

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田村草の由来は謎で、一説に紫の花を沢山つけるので「多紫草」から…とも言われています。
枝先に花穂をつけ、淡紅紫色の唇形花を画像のように数段輪生します。1つの節に花が6個前後付きます。

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キバナアキギリ』と同じように、日光の来る方向に偏って花が付きます。萼から筒状の花弁が伸びます。
【◇科名:シソ科 ◇属名:アキギリ属(Salvia=サルビアは、ラテン古名の「salvare(治療)」から。この種の植物は薬用になるものが多いことから ◇学名:Salvia japonica Thunb】
茎は四角形で高さ70センチ前後になります。
開花時期は7月から11月で、花は下のほうから順に咲き上がるので、上のほうは蕾の状態で待機する形になります。1つの段に花は6つくらいつきます。

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上側の先端から出ているものは雌しべ。2本垂れ下がっている先端が黒いものが雄しべです。

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アキノタムラソウは山形県以西の本州、四国、九州、朝鮮・中国に分布する多年生の草本で、山際の道端、畦道、刈り取り草原などに見られます。
葉は対生し3~7個の羽状複葉(小葉が葉軸の左右に羽状に並んでいるもの)です。このアキノタムラソウや、フジやワレモコウなどが該当します。前述したように花期は長く7~10月末頃。
因みにナツノタムラソウの花期は6~8月。アキノタムラソウと比べ、雄しべが極端に突き出ているので区別出来ます。「ハルノタムラソウ」もあります。花期は4~6月。
☆☆9月16日の誕生花です。★花言葉は 「自然のままのあなたが好き」