カシワバハグマ

『柏葉白熊』…シロクマじゃないよ…(笑)。花の名前です。

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【カシワバハグマ/柏葉白熊】
葉っぱが、『槲(カシワ)』の葉に似てることからついた名前です。
因みに『槲』の葉っぱは…

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コレが『カシワ(槲/柏)』
で…ンじゃあ『ハグマ』は?と言うと、仏具の払子の先についている”白熊(ヤクの尾の毛)”のことです。花の形が何となく似てるでしょ。

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以前に同じように名前に『ハグマ』と付いた木を記事アップしています。
ハグマノキ(ピンク)』です。ハグマノキ(白花)=『ケムリノキ』としての方が名前は知られていますね。

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↑コレが『ケムリノキ(ハグマノキ)』です。
『槲』と『ケムリノキ』に内容がそれちゃったので…話を本来の『カシワバハグマ』に戻します。
草丈は30~70cmで、山地の林内に生えます。

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茎は分枝せずにまっすぐに伸びます。茎中央部に葉を輪生状につけます。葉身は卵状長楕円形で長さ10~20cm、葉縁は歯牙で葉柄が長い。

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《◇科名:キク科 ◇属名:コウヤボウキ属(Perty=スイスの自然科学者A.M.Perty(1800~1884)の名に因んだもの) ◇学名:Pertya robusta(robustus=大形の、頑丈な、強い)》

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花は茎の上の方に穂状につきます。頭花は白色で直径は約2cmくらいです。

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『オクモミジハグマ』というのに良く似てるのですが、『オクモミジハグマ』はモミジハグマ属で、こちらは上に書いたとおり、『コウヤボウキ(高野箒)』と同じコウヤボウキ属です。『高野箒』はそろそろ咲きだすと思いますが…