メハジキ

この花が咲き始めましたね。いよいよ本格に夏です。

イメージ 1

目弾(メハジキ)
北海道の南西部から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に生え、草丈が50センチから150センチくらいになって、かなり目立ちます。

イメージ 2

和名の由来は、子供が茎を短く切ってまぶたにはめ、目を開かせて遊んだところからきているというのですが、そんな遊び、見たこと無いですね~。だって、、、、、危ないでしょ?
生薬名は『益母草(やくもそう)』中国では古くから婦人薬として利用されてきたらしい。

イメージ 3

開花時期は7月から9月で、茎の上部の葉の脇に淡い紅紫色の唇形をした花を輪生状につけます。近くで見ると結構綺麗な花。

イメージ 4

花冠は10ミリから13ミリくらいで、外側には白い毛が密生し、下唇は3つに裂けて、濃い紅紫色の筋が入ります。

イメージ 5

茎の断面は四角形で直立し、白い短い毛が密生しています。

イメージ 6

根際から生える葉は卵心形で長い柄があり、縁には鈍い鋸歯があり、花時には枯れてしまいます。茎につく葉は楕円形で3つに深く裂け、裂片はさらに羽状に裂けます。葉には柄があり対生につきます。茎の上部につく葉は細く小さな線形。

イメージ 7

《◇科名:シソ科 ◇属名:メハジキ属eonurus=ギリシャ語の「leon=ライオン)+oura=尾)」から。長い花序の形から名づけられたもの ◇学名:Leonurus japonicus(japonicus=日本の)》
花の後にできる実は複数の子房からできた分果で、4つのブロックになっています。