桜 『東海桜』『横浜緋桜』

花色は淡紅と薄い紫色の間という感じの綺麗な色です。今回は観た時には既に花は終わりに近かったです。
トウカイザクラ 東海桜
早春を飾る薄いピンクの花を、小さな木や小枝でも沢山つけてくれる美しい桜です。比較的早く咲き始めることと、挿木による栽培が容易で花を沢山つけ花の色も美しい桜。オイラこの桜好きなんですよ。
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Cerasus ‘Takenakae’

花弁枚数は5枚の一重で小輪。萼片は広い三角形をしています。全体的にはそれ程大きくなりませんが、小さな枝にも沢山の花を付けてくれるので、離れたところからでも目立つ桜です。
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『シナミザクラ』と『コヒガン』の交雑種と考えられています。萼筒は鐘形ですが、くびれない点から『コヒガン』と区別ができます。
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また花が淡紅色であることと雄蕊が短めであること等から『シナミザクラ』と区別できます。
近縁種の『敬翁桜』や『岳南桜』などの園芸品種と同種異名?とも言われることもあるようですが、別品種とされています。

そしてコチラが…
横浜と名前が付いた桜は、数多い桜の品種の中でこれだけ。
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横浜緋桜 ヨコハマヒザクラ
花は赤みが強く大輪。下向きに咲きます。葉の出る前に花が咲きます。

Prunus jamasakura 'Kenrokuen-kumagai' × P. campanulata

横浜市港北区高田町の白井勲さんの作出。昭和47年ごろに早咲き種の『寒緋桜』と山桜(兼六園熊谷/けんろくえんくまがい)を交配させ、作り出された桜。コチラが『兼六園熊谷』
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昭和60年に正式に『よこはまひざくら』と名付けられました。山桜の病気に強い性質、そして鮮やかな紅色を出すために寒緋桜と、それぞれの系統の利点を備えています。