ツルニチニチソウ


庭先だけでなくこの時期、紫色のプロペラ状(5弁)の花を日陰でもよく見かけます。

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5弁花にみえますが、筒状の花弁が、5つに分かれています。
ツルニチニチソウ』です

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最初は直立しているのですが、徐々に「蔓っぽく」なっていきます。多年草。花期は5月~6月。ヨーロッパ原産。元々は園芸植物として日本に入りましたが、耐陰性も強いことから、日陰で芝の育たない場所でも生える旺盛な繁殖力で野生化し各地に広まりました。

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5弁に分かれた花の中心には五角形の付属体があり、その内部に微細な毛が密生しています。
◇科名:夾竹桃科 ◇属名:ツルニチニチソウ(Vinca)属=ビンカはラテン語の「vincire(結ぶ、巻き付く)」が語源。
◇学名:Vinca majorビンカ・ミノール(=major:巨大な)
葉に斑のはいるものや黄色っぽい葉の色をした品種もあります。つる状に伸びた茎の先に花をつけます。

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元々は園芸植物として日本に入りましたが、耐陰性も強いことから、日陰で芝の育たない場所でも生える旺盛な繁殖力で野生化し各地に広まりました。
萼片に毛があるのが「ツルニチニチソウ」毛がないほうが「ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)」です。
ヨーロッパでは、「蔓日日草を身につけていると悪いものを寄せつけず、繁栄と幸福をもたらしてくれる」という言い伝えがあるらしい。
キョウチクトウの仲間なので、葉や茎に、有毒成分「アルカロイド」を含んでいます。ですが、「毒をもって毒を制す」の言葉通り、血圧を下げる薬などとして使われています。
また「ヒメツルニチニチソウ」に含まれる成分は、脳細胞への酸素供給を高め、循環代謝を向上させるとして「痴呆症」治療への応用研究が進められています。
ツルニチニチソウ全体の花言葉は、「幼馴染み・朋友・楽しき思い出・優しい追憶」
誕生花は2月24日と4月10日。 
白い花の花言葉は「楽しい思い出」青い花花言葉は「若い頃の友情」