久しぶりに柊が咲いているところを見ました~(*^◯^*)
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白い花が可愛いんですよね。
◇科名:モクセイ科 ◇属名:モクセイ属(Osmanthus=「osme=香、匂」+「anthos=花」。花に芳香のあるため) ◇学名:Osmanthus heterophyllus(heterophyllus=異葉性の)
11月に葉腋に白い小さな花が束生します。香気があります。
実は雌雄異株で雌雄異花です。知ってましたか?
雄花、雌花はほぼ同形なんですが、雌花の雌しべは発達して、花柱も長いのが特徴です。
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『柊』の名は葉に棘があって触ると痛いので、疼(ヒヒラグ)木と書いた、と言われています。現在の『柊』の字は略されたものです。
果実は楕円形で、翌年の7月頃に熟して黒紫色になります。
因みに…『ヒイラギモクセイ(柊木犀)』は、『ギンモクセイ』と『ヒイラギ』の雑種であるとされています。
葉の大きさはキンモクセイに似て、葉の周辺が棘になっている性質はヒイラギから受け継いでいます。
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葉は対生して、葉身は楕円形で厚くて硬いです。表面は暗緑色で光沢があります。
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で…この植物の変わったところはまだあります。それは…若木の葉には、このように棘状の粗い歯牙がありますが、老木になると全縁になっちゃうンですよ。つまり粗い歯牙が無くなっちゃう。
トゲトゲしてたのが、歳とって丸~くなっちゃうわけですwww
この理由としては、コレは垣根ですが、野生の場合はトゲトゲがあるのは、草食動物に食べられないためで、コレが高木に育つと、その心配がなくなるからだと、言われています。
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因みに…節分の夜に、ヒイラギの葉の着いた小枝に、鰯の頭を差したものを、家の門戸に飾る風習がありますね。これはヒイラギの葉の棘と、鰯の頭の臭気によって、悪鬼を払うとされています。
節分に悪鬼が来るのは、季節の変わり目に、陰と陽が対立して邪気が立つと言われた陰陽道の考え。古来中国の考えに基づいているのですが…豆まきや、ヒイラギの飾りは日本独自の風習だそうです。