メタセコイヤ

公園樹などで、ときどき見かけますが、写真のようにかなり…と言うよりスンゴイ巨木になります。
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円錐形の樹形で遠くからでも目立ちます。 
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和名は『アケボノスギ(曙杉)』『イチイヒノキ』

和名のアケボノスギは、英名の『dawn redwood(または、学名Metasequoia)』を訳したものですが、化石種と、現生種を別種とする学説もあります
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中国原産ですが…元々は1939年に日本で常緑種のセコイアに似た、落葉種の植物遺体(化石の一種)が発見され、発見者の三木茂博士により『メタセコイア』と命名され、1941年に学会へ発表されました。
当初は、「化石」として発見されたために絶滅した種とされていたのですが、1945年に中国四川省磨刀渓村(現在は湖北省利川市)の「水杉(スイサ)」が同種とされ、現存することが確認されたことから「生きている化石」と呼ばれています。

◇科名:杉科 ◇属名:メタセコイヤ属(Metasequoiaギリシャ語の「meta=後にの意+Sequoia=属名(セコイアスギ)」化石植物として初めはセコイアと混同されていたのを、後に区別したため ◇学名:Metasequoia glyptostroboides(glyptostroboides=水松(Glyptostrobus)によく似た
『落羽松(ラクウショウ)』という木と姿形ともよく似ていますね。
枝や小さな葉っぱのつきかたが、『ラクウショウ』とは違います。
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コチラのメタセコイヤ左右が対で出てくる対生ですが、『落羽松』は、たがいちがいに出てくる互生です。記事→ラクウショウ
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1949年に国と皇室がそれぞれメタセコイアの挿し木と種子を譲り受け、全国各地に植えられるようになっています。