オオバオオヤマレンゲ

白い大きめの花です。
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オオバオオヤマレンゲ 大葉大山蓮華
和名は奈良県南部の大峰山に自生していて、ハスの花(蓮華)に似た白い花を咲かせることに由来すします。この『オオバオオヤマレンゲ』はその近縁種で主に栽培用です。
以前に記事アップした事があります。→タイサンボク/ヒメタイサンボク/オオヤマレンゲ/コブシ/ミヤマガンショウ
直径5-10 cmの芳香のある白い半球状の花を下向きに咲かせます。
開花時期は5-7月で、種子があるのですが、倒伏した枝から発根し栄養繁殖も行います。
『オオヤマレンゲ』は別名が『ミヤマレンゲ(深山蓮華)』と言います。
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下向きではなく上を向いて花をつける『ウケザキオオヤマレンゲ』という品種もありますが、まだ蕾もついていなかった。『オオヤマレンゲ』と『ホオノキ』の交雑種が『受け咲きオオヤマレンゲ』
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葉は互生します。名前の通り葉っぱは大きめですね~
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下向きに花をつけるので覗き込まないと花は見えません。
中国名が「天女花」と言います。雄蘂は深紅色。
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樹皮の内皮には、月桂樹に似た香りがあることから『Sweet-bay』と云う呼び名もあります。*(Bay=月桂樹)
花の寿命は4-5日程度です。
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『オオヤマレンゲ』は、古くは1695年の伊藤伊兵衛による園芸書『花壇地錦抄』に記載されていて、延宝年間に江戸に栽培用として持ち込まれました。