ヤマルリソウ

日本固有種です。
イメージ 1
ヤマルリソウ 山瑠璃草
青の濃いものは、まさにルリ(瑠璃)と名前につくにふさわしい色。白い花のものは 「シロバナヤマルリソウ」。
本州の福島県から九州の山地の林の中や林の縁に咲く多年草です。
高さは10~20cm程度で、茎は直立し枝分かれはしません。茎や葉には短い毛が生えていてざらつきます。
イメージ 5
湿り気の多い登山道などの、わきの斜面などに顔を出します。清楚な瑠璃色の花をつけますが小さな花なので、足元を良く見ながら歩かないと見逃してしまいそうです。
花径は1センチくらいで、花の色は淡い青紫色ですが、花の色は蕾のときや咲き始めは赤みを帯びています。
花冠は5つに深く裂けて横に開きます。
イメージ 2
◇科名:ムラサキ科 ◇属名:ルリソウ属(Omphalodes=「omphalos=臍」+「eidos=形」。果実の分果の形から) ◇学名:Omphalodes japonica(japonica=日本の)
イメージ 4
根際から生える葉はへら形で茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったロゼット状。
茎につく葉は小さな楕円形で茎を抱き、互生についています。
イメージ 3
雄蘂は5本、雌蘂は1本。
花の後にできる実は4つのブロックに分かれる分果。
同じ仲間に『ムラサキ』『オニルリソウ』『エゾルリソウ』などがありますね。