アレルギーの日

だんだん花粉症の症状が顕著になってまいりました.....凹○
明らかに、春の陽気で風も強く吹き花粉が飛びやすくなっているという事ですね。
で…今日、 2月20日は アレルギーの日
と、なっております。『日本アレルギー協会(日ア協)』が制定した記念日。
1966(昭和41)年.2月20日、石松公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE抗体(lgE)を発見したことを発表しました。
春一番(←クリック)が吹く前に飛び始めておりますね~。
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オイラお薦めの花粉用マスク(←クリック)
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今年も花粉用眼鏡と鼻炎薬(←クリック)

え~~、当然ですが、花粉症患者は日本だけではありません。世界中におります。
イヤ…花粉には関係ない地域もあるか~?まぁ、兎に角、西洋にも、日本を含む東洋にもある訳ですが、西洋人には「ソラマメアレルギー」の人が多い…らしいですね。
これは地中海沿岸地方にルーツのあるとされているのですが、特に敏感な人は花粉を吸い込んだだけで重篤な症状を示すと言う事です。実は…その為にアメリカではソラマメの栽培が禁止されているのでございます。
まず…アレルギーとはそもそも、体内に入ってきた異物を免疫系が排除しようとする際、頑張りすぎて逆に体調を悪化させてしまうことです。
アレルギーを引き起こす外界からの異物を、特に抗原(こうげん, アレルゲン)といいます。

猫アレルギーは?

じつは、皆さんの中におられるかどうか…?猫アレルギーのほとんどが、毛ではなく唾液によるものらしいですよ。
そこで…花粉症と同じく、猫アレルギーを示す人とそうでない人がいるわけですが…?
この現象を一言で表すと「体質」です。
ある人にとっては、花粉症の杉花粉やブタクサの花粉、猫の発するアレルゲンは異物になりますが、他の人にとってはまったく問題ない、という免疫系の認識に個人差があるわけですね。

因みに…その猫アレルギーの大きな原因、アレルゲンには五つあるらしいです。
アレルゲンは極めて小さく、花粉やほこりの10分の1程度の大きさしかありません。その小ささゆえに様々な場所に飛び散りやすく、一説では猫を飼っていない家の1/3で、なぜか猫由来のアレルゲンが発見されたり、猫が生息していないはずの南極大陸でも発見されたそうです。
まさか、南極観測隊員の誰かがこっそりと愛猫を....(爆)いや、まあコレはあり得ないですがね。
で…その代表的な猫アレルゲンと言うのは…【Fel d 1~セクレトグロビン, secretoglobin】【Fel d 2~アルブミン, albumin】【Fel d 3~シスタチン, cystatin】【Fel d 4~リポカリン, lipocalin】【cat IgA~免疫グロブリンの一種, Immunoglobulin A】※アレルゲンを構成しているタンパク質の名称です。

ネコアレルギーの原因が唾液が多いという事ですが…
アレルゲン「Fel d 1」の分子構造で、猫の脂腺から分泌されるFel d 1と呼ばれる糖タンパク、および唾液中に含まれるFel d 4が猫アレルギーを引き起こす主犯格と言われているのです。
因みに…Fel d 1は猫の皮膚中に存在する脂腺(しせん)から分泌されるアレルゲンなのです。平均すると1匹の猫は67ミリグラムのFel d 1を保有しており、特に首や顔周辺の毛に多いとされております。
次に、Fel d 4は主として顎下腺(がくかせん=あごの下にあり、唾液を分泌する組織)から放出され、毛づくろいするときに毛やフケに付着することで空気中に飛び散ります。
で…研究によると、猫アレルギーを示す人の63%は、このFel d 4に対してIgE抗体を持つとか言われております。