目立たないけど咲いてます

西高東低の冬型の気圧配置で冷たい風が吹いています。大雪の地域の方大変ですね~。
節分まではまだ日があるけど、日当たりの良い場所の地表近くでは、確実に春が近づいているのが判ります。
別ブログの記事でユキヤナギやオオイヌノフグリ(記事)の花を見つけたのをアップしましたが…。
勤務先の足下にもじっくり見ないと判らない程の場所に花を見つけました。オオイヌノフグリと同じく、咲き始めると一気に目立つ、所謂…雑草と言われるたぐいですが、この寒空の下日の光を集めて花は健気に咲いています。まだ二株だけですが、見つけました。
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ナズナ (薺)
花期が非常に長く2月頃から6月ぐらいいまで咲いています。
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◇科名:アブラナ科 ◇属名:ナズナ属(Capsella=カプセラはラテン語の「小箱」 ◇学名:Capsella bursa-pastoris(bursa-pastoris=羊買いの財布)実の形から
ナズナ』の名前は、夏になると枯れる、つまり夏無(なつな)からとも、撫でたいほどかわいい花、撫菜からとも言われています。
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高さは20~40cmくらい。花の直径僅か3mmほどで、花弁は4枚の小さな白い花を多数、花穂に付けます。
次々に花を咲かせる無限花序で、下の方は種子が形成されますが、先端部では次々とつぼみを形成して開花していきます。
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ナズナの記事
別名は『ぺんぺん草』この果実が、三味線の撥によく似ていて、三味線を弾く擬音語がペンペンであることから。
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春の七草の一つで知られていますね。食用にするのは若苗。かつては冬季の貴重な野菜でした。
七草の日は「人日(じんじつ)の節句」とも言って、五節句の中でも、同じ数字が並ばない唯一の節句です。
人日とは「人の日」。


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ハキダメギク(掃溜菊)
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◇科名:菊科 ◇属名: コゴメギク属 (Galinsoga=ガリンソーガ。18世紀のスペインの植物学者でマドリッドの植物園長「Mariano Martinez de Galinsoga の名に因んだもの) ◇学名:Galinsoga ciliata(ciliata=縁毛のある)
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植物図鑑によると花期は夏から秋(6~11月)にかけてとなっていますが、最近では年中花が見られるようになっていますね。
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ハキダメギク記事
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コチラはまだ花が咲いていませんが、もうすぐ咲きそうです。
オランダミミナグサ 和蘭陀耳名草
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他に日当たりの良い場所にも伸びてきているのですが、最も大きく伸びて蕾が出来ているのは、日陰になりそうな場所にあるこの株だけ。ここだけ土がイイのかな?
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オランダミミナグサ記事
◇科名:撫子科 ◇属名:ミミナグサ属(Cerastium=セラスティウム。実の形から付いた名で、ギリシャ語の「kerastes=角状の」が語源 ◇学名:Cerastium glomeratum(オランダ耳菜草)コレはオランダ耳菜草と思われますのでコチラで説明します。glomeratum=集まった、球状になった
名前の由来は、葉がねずみの耳に似ていて、食用にもなるところからきています。