梅は咲き始めた…冬の桜は咲いてるケド…

梅が開花し始めました。まだポツリポツリなので、開花している木は…見つけるのが簡単ですが(笑)開花してる枝も少なく、木全体に花を咲かせてる訳でも無いのです。花をつけていたのはたったの二本でした。
ですが、紅白で花が見られましたよ。
別ブログでは既に説明しておりますが、一応、改めて梅の説明を…
梅の学名は『Prunus Mume』で、これは日本の呼び名の「ムメ」をとってプルーヌス・ムメ。「plum=スモモ」
命名したのはあの『フィリップ・フォン・シーボルト』と『ヨセフ・ツッカリーニ』が、有名な『日本植物誌』の中で、原産は中国なのですが…ウメは日本に原生している花木であると思い、世界に紹介したとなっています。
梅が日本に渡来したのは西暦700年頃です。遣唐使や修行僧によりもたらされたものと考えられています。
以前にも細かく説明しましたが、大きく分けると、花を見るために育成・選抜されてきた品種を『花梅』、果実を食用とするための品種を『実梅』に分けられます。
『実梅』の代表的な品種は『白加賀』『南高』『豊後』『鶯宿』『月世界』『甲州最小』『玉梅』『古城』などがあります。
『花梅』の場合は更に3系統9性に分類されると言うのも何度か説明しています。梅園などに行くと大概は品種名と、『野梅系』『豊後系』『緋梅系』の3系統分類が書かれていますね。
さて、今回開花していたのはこの二つです。
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白難波(しろなんば/しろなにわ)
<野梅系>難波性の八重の花。白い八重咲きの中輪(花径20~25ミリ)で、樹高は3メートルから6メートルくらいです。
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葉は楕円形で互生。花弁の外側は淡い紅色を帯びています。
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読み方は「シロナンバ」「シロナニワ」両方使われてるようですね。

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八重寒紅(やえかんこう)
樹高は3メートルから6メートルくらいで、葉は互生につきます。葉が出てくるのは花が咲いてから。
開花時期は2月から3月で、比較的早咲きの品種です。
他の木は、まだまだという感じでしたから、この木だけ…特別に早いようですね。
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'''野梅系・野梅性の紅色をした八重咲きの中輪で、花径は20~25ミリ。
花弁数が多いです。
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で…桜は?元日桜とも呼ばれる早咲きの寒桜は蕾らしいのがチラッと見えますが、さすがに開花にはまだ早いようです。『冬桜』や『十月桜』『子福桜』はチラホラ咲いています。
『寒桜』が咲き始めると、賑やかになりますね。