マキシラリア コクシネア

西インド諸島から南米北部に原生する、着生種です。着生種と言うのは、樹木にくっついて生活する植物で、寄生植物とは違います。寄生植物のように、くっついている植物から栄養を吸収しているわけではないので、全く異なるものです。樹上で生活するために、根が樹皮の上に張り付くようになっているものが多いです。
イメージ 1
マキシラリア コクシネア(コッキネア)
花径は約1.8cmの小さな花。標高500メートルから1000メートルの森に生える着生種です。
マキシラリア属はフロリダからアルゼンチンにかけて南北アメリカ大陸に400種くらい分布しています。
本種の原産地は西インド諸島ベネズエラ、コロンビア、ブラジル。
◇科名:ラン科 ◇属名:マキシラリア属(Maxillaria=ラテン語の「maxilla=顎の骨」から。ずい柱と唇弁の形が口をひらいた昆虫の形に似ていることから 学名:Maxillaria coccinea(coccinea=赤い)
葉は線形で、茎先に花径2、3センチの赤い花をつけます。
開花時期は春から夏(現地)。
イメージ 2
草丈25cm未満で、開花期がせいぜい10日と洋ランとしては短いほうです。
イメージ 3
花弁の先が尖り、唇弁を抱え込むように咲きます。