シモバシラ

いよいよ秋も本格的…。霜柱…と言っても、さすがに東京ではまだ霜柱が出ることはない。
シモバシラという植物です。そう、今年もこの花が咲き始めました。
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花の姿からついた名前ではないのです。初冬の頃に、この植物の枯れた茎に繊維質だけが残り、毛細管現象によって枯れた茎が、吸い上げた地中の水分を凍りつかせて、茎の周囲に氷の花(氷華)つまり霜柱のようなものが出来るので「シモバシラ」と名前が付いています。
シモバシラ 霜柱
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日本固有種で、本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の木陰などに生えます。
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草丈は40センチから90センチくらいで、茎の断面は四角形で硬く、上部で枝分かれをします。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える対生。
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葉の縁には鋸歯があります。開花時期は9月から10月。
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◇科名:紫蘇科 ◇属名:シモバシラ属 ◇学名:Keiskea japonica(=Keiskeaは明治時代の日本の本草学者・伊藤圭介の名前にちなんだもの)
過去に何度も記事アップしてますが、好きなんですよね~この花。

残念ながら、この植物にホントの霜柱が出来た所は見た事がないのです。まぁ…仕事明けは朝の8時ですから…ね。それから知っている場所に移動したのでは、どんなに早くても11時近くになってしまって、既に霜柱は消えています。
以前の記事の一つ霜柱と…似た仲間
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-b7-bf/chameleon_arms_blue/folder/1332962/53/40679253/img_3?1380080548.jpg