ホウキギ(コキア)

観賞用のものは旧学名のコキアの名で流通していて、流通名の方が知られていますね。
箒木 ホウキギ(コキア)
別名で『箒草ホウキグサ』ともいいます。
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原産地はユーラシア大陸で、日本へは平安時代に中国から渡来した、草丈が1メートルくらいになる一年草。現在では全国的に断続的に野生化しています。
◇科名:アカザ科 ◇属名:ホウキギ属(Bassia=イタリア人の植物学者「バス(F. Bass)」から ◇学名:Bassia scoparia*=Kochia scoparia(scoparia=箒状の)
(※分類体系によってはヒユ科とされます)よく枝分かれをして、細長く先の尖った披針形の葉が互生につきます。
開花時期は8月から9月です。雌雄同株で、葉のつけ根に淡い緑色をした小花を穂状につけます。花弁はありませんが、雄花には雄蘂が5本あって黄色い葯があります。雌花には雌蘂が1本で、この中に種ができます。
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花の後にできる実は球形の胞果と呼ばれる、薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの。
この実が「とんぶり」と呼ばれ食用になります。「畑のキャビアとも呼ばれます。
知られているのは紅葉でしょね。たくさんのコキアが一面に広がっていると大変美しい景色になります。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1579914/67/53143867/img_4?1352581688.jpg
記事(←日比谷公園のイベントでした)
茎は乾燥させて、庭箒をつくります。