ナナフシ

擬態する昆虫の代表的な昆虫で、木の枝に擬態しています。が…
この場所では擬態にならないのでは…?(笑)
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ナナフシです。いわゆる普通のナナフシで『ナナフシモドキ』が正式の名前。

ナナフシ目 ナナフシ科 ◇Baculum elongatum

見た目には木の枝に6本の脚がはえたような体型の昆虫。体色は、緑色~褐色。よく似た『エダナナフシ』とは、本種の方が触角が短い(前脚腿節の約半分)ことで見分けられます。
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大きさは62~100mmです。(※♂:約62mm/♀:80~100mm)6~11月くらいまでが活動時期。
日当たりの良い雑木林や、林縁の葉上、下草上で見られますね。サクラや、カシや、コナラなどの、いろいろな植物の葉を食べます。植物にそっくりなので、目にとまりにくいですが、都市近郊でも見ることが出来ます。
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因みに、ナナフシなのに、なぜモドキが付くのか?と言うと、ナナフシ(枝)に“似せている”=“モドキ”という意味で使われているということで…。
ナナフシの名前は、節が七つという意味ではなく、たくさんあると言う意味です。
幼虫のときは、脚が縞模様をしています。
『エダナナフシ*Phraortes illepidus』はよく似ていますが、触角が大変長いので区別できます。