ヒメウラナミジャノメ

一昨日に寄った川崎の公園では、ジャノメチョウの仲間が沢山出てました。
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ヒメウラナミジャノメ 姫裏波蛇の目
草原や林の周辺で広く見られる普通種で人家周辺にも多く見られます。いろいろな花でよく吸蜜します。
草の上を飛んでいる目玉模様のある薄茶色のチョウです。目玉模様があって翅の裏面には細かい波形のもようがあるのでウラナミジャノメ。`

チョウ目 タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科 ◇Ypthima argus

大きさは前翅長が18-24mmですから、モンシロチョウより少し小さい。
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4-9月まで見ることが出来ますが、5月中旬には第1化が姿を現します。
6月いっぱいまで活動して消えていきますが、夏の暑い盛りになってくると、第2化が飛び始めます。
季節型の設定はありません。更に10月頃になると第3化の発生を見ることもありますが、この時はさすがに個体数は少ないようです。
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後翅裏面の目玉模様は、基本は左右各5つずつですが、個体差もあります。

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コレは6個ですね。
特に♀で著しいようです。 第1化の活動期間は梅雨の時期と重なりますが、蝶の翅は鱗粉で覆われ、水をはじく機能を備えているので、多少の雨が降っても気温さえ高ければ、飛ぶことはできるのです。
幼虫の食草はイネ科のササクサ、カヤツリグサなど。

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あ…あれ…なんか…
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※仲間の『ウラナミジャノメ』は、後翅裏面の目玉模様は、左右各3つずつです。
学名はYpthima motschulskyi
コチラは、大きさは前翅長が19-25mmです。活動時期は6~9月で、分布は限られています。