オニシバリ

そろそろ春の花が咲き始めました。コチラもその一つです。
鬼をも縛り付ける事が出来るという事から名前がついています。
う~~む、どこぞの、失言ばかりの政治家とか、役に立たない政治家も縛っておけないですかね~(笑)。
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オニシバリ鬼縛り
日本固有種です。福島県から九州にかけての太平洋側に分布し、低山や山地の林の中に生えます。
イイ香りがします。
樹高は50センチから100センチくらいで、樹皮は灰茶色をしていて、縦に裂けて剥がれやすいのですが、上部で和名の由来にあったとおり、なかなか切れません。
◇科名:ジンチョウゲ科 ◇属名:ジンチョウゲ属(Daphne=月桂樹のギリシャ名で、葉の形が似ていることから転用されたもの ◇学名:Daphne pseudo-mezereum(pseudo-mezereum=「セイヨウオニシバリ(Daphne mezereum)に似た」という意味
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公園の目立たないところに名札もないせいか…この花を見に近くへやってくる人は滅多にいないです。
因みに以前にアップした記事オニシバリと沈丁花と三椏
葉は細長い卵形で、葉の質は薄く、枝先に集まって互い違いに生え互生につきます
雌雄異株で、開花時期は2月から4月。葉の脇に黄緑色をした小さな花を数輪つけます。
雌花の方が雄花よりも少し小さい。
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この花弁のように見えるのは、実際は萼筒が4つに裂けたものです。
花の後にできる実は艶のある楕円形をした液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、6月ころ赤く熟します。実は食用にはなりません。
実が熟し終わる夏には葉が散ってしまうと言う、夏に落葉する珍しい冬緑樹です。緑の少ない冬には目立ちます。そのため夏坊主(ナツボウズ)の別名があります。
秋になると新しい葉を出して冬を越します。