秋から冬へ…

暦上は冬だけど…なんて軽い気持ちで、コレまでこの書庫の記事を季節は秋の仕分けでアップしていたのですが、もう秋ではなくホントに冬ですね。木枯らし一号も吹いちゃったし…。
木々の葉っぱも、実も色づいてきました。

関東地方以西の山地に自生する木本で､秋に紅色の袋の中から黒い実が現れます。

ゴンズイ

名前の由来は､材としては用途がないところから…。同様に役に立たない魚とされる『権瑞』になぞらえたものです。
因みに魚の『権瑞』ですが､和名の由来は牛頭魚(ゴズイオ)から来ていると言う説があります。牛頭は牛頭人身の地獄の鬼神。ゴンズイの頭部が牛に似ていて、背中や胸に毒腺があるので悪魚の意味でそう呼ばれるようになりました。
もう一つ､中部地方で屑物の事をゴズまたはゴンズリという事から､ゴンズイは屑魚から来ていると言う説があります。夜の磯釣りなどでよく釣れますが､いわゆる外道の部類ですが(笑)､食用にもなリ､天ぷらなどで食されます。形が変わっているので水族館でも普通に？人気があると思います。

◇科名:三葉空木(みつばうつぎ)科　◇属名：ゴンズイ属(Euscaphis＝ユースカフィス。ギリシャ語の｢eu＝良｣＋｢scaphis＝小舟｣が語源。赤い実が美しいことに由来　◇学名：Euscaphis japonica(japonica＝日本の)

春に枝先に円錐花序を出し,淡黄緑白色の小さな花をたくさんつけます。
葉は奇数羽状複葉で対生します。樹皮には縦に不規則な白い模様があります。この模様が魚のゴンズイの姿に似ているから､この名前が付いたという説もあります。確かに似ていなくもないですね。
別名は 黒臭木(くろくさぎ)

オヤ…山雀がきてますね。
間違えやすいので…こちらがクサギの実。

トチノキ	橡(栃の木)

過去の記事を調べて判ったのですが…トチノキって今まで花の画像をアップしていないようです。マジ…ですかぁ～？？！！そんなハズはないのですが.....？
取り敢えず…と言っちゃあ何ですが『ベニバナトチノキ』の花です。

『ベニバナトチノキ』は『マロニエ』と『アメリカベニバナトチノキ』の雑種らしい。
因みにトチノキとは「土地の木」から。この土地のという意味。

◇科名：栃の木科　◇属名：トチノキ属(Aesculus＝アエスキュラスは、ラテン語の｢aescare＝食う｣が語源。果実が食用や家畜の飼料となるため。初め Quercus petraea の名で､後に転用された。◇学名：Aesculus turbinata(turbinatus＝西洋独楽ｺﾞﾏ形の，倒円錐形の) ※Aesculus carnea(紅花栃の木＝carneaは肉色の、肉紅色のと言う意味)／Aesculus pavia(アメリカ紅花栃の木)

なんと…コチラも花の画像アップが過去に無し.....

ヒメシャラ	姫沙羅

蒴果は木質で堅くて五角卵形です。白絹毛が密生します。8～9月に熟すと5裂して扁平で翼のある種子を出します。樹皮は平滑(スベスベしてます)で､淡赤褐色をしていますが､鱗片となって剥がれ落ちやすいです。
『シャラノキ(沙羅の木)』と呼ばれた『ナツツバキ(夏椿)』に比べ､葉も花も小さいため『姫』が付けられました。紅葉すると綺麗です。

常緑で厚く､光沢があるヤブツバキの葉と比べ､このヒメシャラは落葉なので、同じツバキ科とは思えないですよね。

◇科名：椿科 ◇属名：ナツツバキ属(Stewartia＝イギリスのBute侯John Stuart(公式には屡々Stewartと書かれた。1713～1792)の名に因んだもの　◇学名：Stewartia monadelpha Seib. et Zucc.(monadelpha＝単体の雄しべの)

別名は『サルタノキ』『コナツツバキ』

葉は、ナツツバキと似ています。葉は互生､葉身は卵形～楕円形で両面に毛が散生します。
因みに…夏に白い５弁花をつけます。すっきりした花で綺麗ですよね。しかし…花を見てるのに記事アップ無しとは.... ＿|￣|○

コマユミ	小檀

◇学名：Euonymus alatus
檀は→以前の記事

マユミの実は綺麗です。

ニシキギ	錦木

枝に翼があるのが錦木の特徴。