Callicarpa cathayana

ムラサキシキブ』や『コムラサキ』や『ヤブムラサキ』を見かけるようになってきました。
モチロン、紫色の実を…という意味ですが。
小さな青い実でお馴染みの『ムラサキシキブ』。丁度今頃からが、見頃になりますね。『ムラサキ』(花は白い花)の記事内でも説明しましたが、『ムラサキシキブ』は『コムラサキ』と間違って覚えられやすいです。普通街中にある児童公園や一般のお庭で見かけるのは殆どは『コムラサキ』です。違いは→『コムラサキとムラサキシキブ』(←記事)。もっともコレはお花屋さんで間違って表記して売っている事も原因ですがね。ムラサキシキブは鉢植えとかには向いていませんし、児童公園の植え込みにも向かない枝振りですからね。
因みに…コチラが『ムラサキシキブ』。
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※◇科名:熊葛(クマツヅラ)科 ◇属名:ムラサキシキブ属(Callicarpa=カリカルパ。ギリシャ語の「callos=美しい」+「carpos=果実」が語源 ◇学名:Callicarpa japonica(japonica=日本の)
コッチは『コムラサキ』ですね。葉の鋸歯が半分より先にあると『コムラサキ』です。『ムラサキシキブ』は全体に鋸歯があります。
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花の柄の根元と葉っぱの柄の根元が、ほぼ同じところについているのが『ムラサキシキブ』。ずれて付いてるのが『コムラサキ』。
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『ヤブムラサキ』ムラサキシキブの花序や実は葉のわきから上向きに展開しますが、ヤブムラサキの花序や実は、葉のかげに隠れるように下向きにつきます。花序、葉柄、新枝に毛が密生します。
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さて....前置きは終わり。コチラは中国のムラサキシキブの仲間です。
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実の付き方が日本でお馴染みの『ムラサキシキブ』や『コムラサキ』とは、全然違いますね。

Callicarpa cathayana

和名が判りませんが、命名されてるとしたら『○○ムラサキ』となっていると思われます。
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◇科名:クマツヅラ科 ◇属名:ムラサキシキブ属Callicarpa(カリカルパ)=美しい果実の意 ◇学名:Callicarpa cathayana H.T.Chang)
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実の数がとても多く、実の色は少し薄めですね。葉の表面に毛があります。
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