イヌハッカ

肉料理の香り付けに用いたり、サラダに入れたり、ハーブティーにも使われます。
イヌハッカ 犬薄荷
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原産地はヨーロッパから西アジアにかけた一帯。茎は直立し、高さ 50~100センチくらいになります。よく枝分かれをして、枝先に総状花序を出し、唇形をした白い花をたくさんつけます。
下唇のつけ根には濃い赤紫色の斑点があるのが特徴です。
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植物名に「犬」の字がつくと「劣る」とか「役に立たない」という意味になると言うのは何度も説明しましたが、冒頭に記したように、ハーブや食用として利用されるので役に立たない訳じゃあない。この植物の場合は「薄荷」に似ているがメントール成分を含まないということになりますね。
◇科名:シソ科 ◇属名:イヌハッカ属(Nepeta=イタリア Etruria の都市 Nepete から出て植物名となったもの ◇学名:Nepeta cataria(cataria=ラテン語の「cattus=雄ネコ」)
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雌蘂の先は濃い紅色をしています。葉は卵形で、向かい合って生える対生で、軟毛に覆われていて鋸歯があります。花後に複数の子房からできた分果ができます。
英名を『キャットニップ(catnip)』と言います。これは「猫が噛む草」という意味になります。この草の精油に『ネペタラクトン』という猫を興奮させる物質が含まれていることから名前がついています。つまり…猫も喜んで、ハーブとして人間にも役立つ薬用植物。和名の『イヌハッカ』では可哀想な気がしますね。 別名で『チクマハッカ』ともいうそうです。

さて、先月別ブログで『花薄荷(ハナハッカ)=オレガノを記事アップしています。→オレガノ記事の中で、白花もあると書いたので…探してきました(笑)。
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◇科名:シソ科 ◇属名:ハナハッカ属(Origanum=ギリシャ語の「oros=山」+「ganos=喜び」から ◇学名:Origanum vulgare(vulgare=普通の)
まぁ花は殆ど終わりかけみたいでしたが…
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お客様が来ておりますね。
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コチラはピンクか薄紫か判らない色ですね。
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コチラが最初の記事の画像。
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