カワミドリ

沢沿いなどの草地に生える多年草。シソ科なので似たような花が多いですよね。
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カワミドリ 川緑・河碧
草丈は40センチから100センチくらいで、茎の断面は四角形で、上部で枝分かれをします。
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葉は卵形で、向かい合って生える対生。葉の先は鋭く尖り、鋸歯があります。
開花時期は6月から10月くらい。
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◇科名:シソ科 ◇属名:カワミドリ属(Agastache=ギリシャ語の「aga=強める」+「stachys=穂」から。太い穂状の花序をつけることから ◇学名:Agastache rugosa(rugosa=皺のある)
茎先に穂状の総状花序を立てて、小さい紫色をした唇形の花をたくさんつけます。シソ科の花ってこういうのが多いのですよね。
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花冠は長い筒形で下唇が長く、雄しべが花から突き出ます。
花の後にできる実は複数の子房からできた分果。

因みに…『アゲラタム』の和名が『カッコウアザミ』ですが、このカッコウアザミという名前の由来は、葉がこの『カワミドリ』に似ていて、花の部分がアザミに似ているからつけられた名前です。
これが『アゲラタム(郭公薊)』
https://blogs.yahoo.co.jp/OTHER-IMG/ybi/1/9b/4b/chameleon_arms/folder/1281489/img_1281489_45632927_2?1227003056.jpog
花の説明で勘違いをされている方がいるようですが、鳥の郭公(カッコウ)は関係ありません。→『カッコウアザミ(郭公薊)』(記事)