ウマノスズクサとジャコウアゲハ

一昨日の火曜日は、多摩の公園に虫探しに行ってきました。前日は別の場所を廻ったのですが、期待してたより成果はイマイチで(笑)、リベンジなるか??と言う所だったのですが…(笑)。

薬草園でこの花が咲いていました。
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ウマノスズクサ 馬の鈴草
この花の変わった名前は、実が馬にかける鈴に似ることからですが、もう一つ、葉の形が馬の顔に似ると言う事も、この植物の名が馬にちなむ理由の一つとも言われています。
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ラッパ状をした暗い紫色の花筒(実際は萼です)を、横向きにつけます。
◇科名:ウマノスズクサ科 ◇属名:ウマノスズクサ属(Aristolochia=アリストロキア。ギリシャ語の「aristos=最良」+「lochia=出産」から。曲がった花の形が胎内の胎児を連想させ、またつけ根の部分の膨らみが子宮を連想させるところから出産を助ける力を持つと考えられた ◇学名:Aristolochia debilis(debilis=弱小な)
葉は長いハート形をしていて、互い違いに生える互生です。蔓状の茎は1メートルから3メートルくらいまで成長します。
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花弁はなく3枚の萼が合生して筒状になっているのです。花のつけ根の部分は球形の子房になっています。
開花時期は6月から8月。
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花の後にできる実は球形の朔果で、熟すると下部が裂けて種子が散布されます。

ウマノスズクサは『ジャコウアゲハ』の幼虫の食草です。
と言う事で葉っぱを調べて見ると…
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いました~~!
あ…ココにもおりますね~。
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毛虫や青虫と比べてなんとなく愛嬌があるように見えるのはオイラだけか?(笑)

しかも…なんと成虫まで出現!ヤッホォ~~イ♪
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チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科 ◇Atrophaneura alcinous

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ジャコウアゲハ 麝香揚羽(雌)
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躰にも鮮やかな彩り。
雄は翅が黒色で雌のように白っぽくないです。

以前にも何度か仲間も記事にしています。オオバウマノスズクサ(←記事)アリマウマノスズクサ(←記事)ジャコウアゲハの幼虫(←記事)麝香揚羽の♂と♀(←記事)麝香揚羽の産卵(←記事)]