桜 2013年其の⑯『有明』『白雪』

東京の桜は終わってしまいました。
しかし画像は残っております。。。。。。。コレ毎年繰り返してる(笑)。

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アリアケ 有明
開花初期は花弁の外側の色が濃いのが特徴で、花に芳香があります。
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花弁にはうねるようなしわがあります。また花弁枚数が5~10となっていますが、これは一重のもの重弁のものが混じっているから。 
Cerasus serrulata ‘Candida’
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花色は、白色・淡紅白色。花弁枚数は5~10枚。

有明と呼ばれる品種には『関東の有明』と『御室の有明』があります。

花はアリアケとほぼ同じものです。一重と八重がありますが、そのうちの『八重御室有明』を…
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ヤエオムロアリアケ 八重御室有明
遅咲きの桜で、撮影は3月31日です。
大きくならないため独特の樹形を呈していて、横に広がった株立ち状に成長します。
有明と言うのは夜が明けてくる頃を指します。夜が白々と明ける頃。花色は白色で花弁枚数は5~10枚。
Cerasus serrulata ‘Omuro‐ariake’オムロアリアケ(御室有明・お多福)
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桜は始めに書いたように、京都の仁和寺にある栽培品種です。
御室桜は江戸時代初期に植えられたと伝えられています。高さ2~3メートルなのが特徴で仁和寺には136本あるのですが、これまでは親木から採取した幼木を苗にしていましたが、八重咲きが一重咲きになることがあったということです。
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以前に、遅咲きで知られるこの『御室桜』の苗の安定的な確保につなげるためクローン苗を作成したことが発表されていました。このクローン苗は仁和寺境内にある『御室有明』の八重咲きの木から採取した芽の組織を使用。試験管で培養して、1年かけて高さ約10~15センチの苗15本に育てたということです。
住友林業筑波研究所との共同研究で、「苗をさらに成長させた後、仁和寺で移植し八重咲きや低い樹高になるかを確認する。御室桜の特徴が土壌によるか木の性質によるかも調べたい」とのことです。



江戸時代から知られる品種です。鎌倉桐ヶ谷にあったことから『桐ヶ谷』とも呼ばれていますが、一般に知られているのはもう一つの品種名。
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ミクルマガエシ 御車返し・桐ケ谷
花弁枚数は5枚のものと、5~10枚。
一枝の中に一重と八重の花があるのが特徴です。
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Cerasus serrulata ‘Mikurrumakaishi’
御車返しの名は、車上の人が一重か八重か言い争って車を引き返したことにあったという説と、後水尾天皇が花のあまりの美しさに御車を返してごらんになったという、二つの言い伝えがある桜。


この書庫の前記事『金剛山』と同じく、東京の荒川堤由来の桜です。
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シラユキ 白雪
葉が展開する前に、と言ってもこのようにに若葉が出る程度ですが、純白の花が咲くので『白雪』と命名されたそうです。
Cerasus serrulata ‘Sirayuki’
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花が多いので、満開時は白に染まり見事です。


コチラも綺麗な花です。開花初期はピンク色が残りますが白色に変わっていきます。
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シロタエ 白妙
白花の八重桜では代表的な桜で、樹勢が強く大木となります。
大輪で白色の種は少ないので貴重な品種です。
Prunus lannesiana ‘Shirotae’
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花弁も丸形で、花弁枚数は10~20枚で見応えがあります。