シロバナアケビ

アケビの花がアチコチで見られるようになりました。垣根に使われたりもしてますよね。
コチラはアケビの白花品種です。
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白花通草(木通) シロバナアケビ
一般的なアケビは黒紅紫~淡紅紫色ですね。一般的なアケビよりも少し全体的に花は小さめです。
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花弁に見えるのは萼片ですよ。雄花と雌花があります。大きさは雄花よりも雌花のほうが、はるかに大きくなっています。
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つるの部分は利尿作用があり、アケビの漢字名は、茎の木部が木通(もくつう)と呼ばれる漢方の生薬になることから。『木通』は「小水が通じるつるの木」からと言われますが…、それは茎の導管が太く通じていると言うことから、その草の中に大きな通り道があると言うことからなのです。
木通の春の若菜は、おひたしや、それ以外にも茎を干して煎じて飲むと利尿効果があるとされお茶(アケビ茶)に使われます。
江戸時代には、実の中の種子から油を採ったらしい。それに鶴で篭などを編んだりもしますね。

有効価値の高い植物なので…からなのかどうか、花言葉は『才能』
コチラが通常見かける木通ですね。
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木通にも種類があって、普通の木通の葉は5枚で丸っこくなっています。
『三葉木通』は3枚の小葉をつけます。葉の縁は凸凹し、波状になっています。 また花(つまり萼片ですが、雄花、雌花)が濃い紫色や黒っぽい色をしています。

ゴヨウアケビも5枚の小葉をつけます。小葉はミツバアケビと同じように波打っています。
◇科名:木通科 ◇属名:アケビ(Akebia)属 ◇学名:学名:Akebia quinata cv. leucantha/五葉木通=Akebia quinata(=quinata:五枚の小葉の)/Akebia trifoliata(=trifoliata:三枚の葉の):三葉木
アケビ」という名前の由来は、熟した果実が割れることから開け実(アケミ)が「アケビ」になったという説や、古く朝廷に献上されたというアケビに似た果実『ムベ』と比較した名前と言う説があります。ムベは熟しても果実が割れません。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/C/ChameleonArms221/20190802/20190802123431.jpgコレがムベの実です。見た目が似ていますよね。常緑つる性木本植物。別名『トキワアケビ常葉通草』アケビは冬になると葉が落ちてしまうのに対して、むべは一年中緑を保ちます。暗紫色に熟しますが、仲間のアケビのように裂開はしません。そのために実に虫がつかないので喜ぱれ、庭に植えられることも多いものです。果肉は甘いです。葉は5枚のやや大きな小葉で、冬もつやつやした葉をつける常緑です。 ※◇科名:木通科 ◇属名:ムベ属 (Stauntonia=ストーントニア:G.L.Staunton(1740~1801)の名に因んだもの。彼は医師だが後にイギリス大使として中国に駐在した。 ◇学名:Stauntonia hexaphylla(=hexaphylla:六葉の)
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ムベの花です。