緑のインコ~ワカケホンセイインコ

昨日散策中に、路上に『寒緋桜』の花が沢山落ちているのを見つけました。。。。
「あれ?いくら何でもこんなに…花弁じゃなくて花ごと落ちるはずがない…?」と思って上を見上げたら…!?

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わわゎ~ッ!これは…なんだ~~??」
メジロのような緑色の体色ですが、大きさが全く違います。尾も長い。
一生懸命桜の花を食べて…イヤ、甘いところだけ食べて、他はすぐ下にポトリポトリと落としていきます。花に埋もれてるのできれいにく全体が撮せない。ピントも合わせづらい。しかし…これって....
こ、これって...イ…インコ?? 見た目は確かにインコです。
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ワカケホンセイインコ(Psittacula krameri manillensis)
ホンセイインコ(Psittacula krameri )の亜種で、本来インド南部やスリランカに生息している鳥らしい。
原産地では、主に低地の半砂漠から二次的な明るいジャングルにかけて生息していますが、標高1,600mのような標高の高い場所にも分布しているようです。
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この桜の木に6羽はいるように見えます。桜の花の中に顔を突っ込んで花を啄みアチコチ動き回っています。このインコは、当初日本には飼い鳥として持ち込まれたものが、逃げ出したりして、1960年代に入ってから関東地方などで野生化し始めたと考えられています。
今まで関東のほかにも名古屋や大阪、新潟等でも記録があと言う事で…。
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ホンセイインコ(本青インコ) ◇オウム目 ◇オウム科 ◇ホンセイインコ
(Psittacidae, Psittaciformes, Aves) ◇学名:Psittacula krameri manillensis 
英名:Ring-necked parakeet
インド,パキスタンスリランカに分布。全長約40cm.尾が長く,全身黄緑色。雌雄ともに目の周囲にオレンジ色の縁どりがあります。嘴は上部が赤色で、下部は赤みがかった黒色をしています。雄は喉の下から頬の下部まで黒帯が続く.
この種は、アフリカ、インド、中国南部、東南アジアに12種が分布していて、主として果実をとって食べるらしいです。この『ワカケホンセイインコ』は、インド産の亜種で、ワカケは「輪掛け」を指していて、首の周りに黒い輪が掛かっているような模様があることから。
この種はローマ時代から人間に飼育され、家庭で飼われているインコのように、物まねをしたり、車引きや車押しなどの芸も覚えるらしいです。
緑のインコと言えば…こんな歌が…

…ッて、ヾ(゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・ちゃうわぁ~!インクやのうて…インコじゃぁ~!
しかし、コヤツ、オイラが下から見上げても、車が音を立ててて通っても平気で花を啄んでいます。全く逃げません。外来種であり、しかも野生化している鳥ですが…ヤッパリ、家庭で飼われてるインコのように、ネコやイヌと同じで、遺伝子の中に人間を警戒しない性質があるのかもしれません。
なんでも…東京都では大田区東京工業大学構内のイチョウ並木にねぐらがあるそうで、夕方になると1,000羽を超えるワカケホンセイインコが毎日集結するということです。何を食べてるンでしょうか??
こんな大きな鳥がそんなにいたら不気味だと思いますが....