サンショウバラ

開花してからだんだん色が薄くなり、花は2日ももたずに散っていきます。
山椒薔薇 サンショウバラ
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フォッサマグナ要素植物の1つで、主に箱根・富士地方に自生しており、箱根町山中湖村の花になっていますよね。
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環境省のレッドデータリスト(2007)に絶滅の危険が増大している種である【絶滅危惧II類(VU)】に登録されています。
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普通見かける園芸種の樹高は1メートルから3メートルくらいですが、野生のものだと偶に5、6メートルくらいに育つ事もあります。
枝には棘がたくさんあります。
葉が《山椒/サンショウ》の葉によく似ているのでこの名前がついてます。
葉は小葉が9枚から19枚からなる、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される『奇数羽状複葉』で互生に出ます。
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枝先に花径5センチくらいの淡い紅色の5弁花を開きます。花を咲さかせたあと、刺の多い偽果と呼ばれる子房以外の部分が加わってできている果実ができます。
◇科名: バラ科 ◇属名:バラ属(Rosa=ケルト語の「rhodd =赤色」から) ◇ 学名:Rosa hirtula(hirtula=やや短い剛毛ある)
で……《十六夜バラ》←記事というのがありますが、このバラはその《十六夜バラ》の片親です。この薔薇と《庚申薔薇》←記事を掛け合わせて作られたのが十六夜薔薇です。