小金井公園 《江戸東京たてもの園》其の2

前記事の続きでございます( ̄∇ ̄)説明が面倒なので…一部だけネ

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《常盤台写真館》→http://www.rstudio.co.jp/studio_info.php?showno=99&returl=index.php説明
昭和12年に常盤台1丁目に建てられたもので、この《江戸東京たてもの園》の開業間もない平成9(1997)に移築工事が完成しています。
さぁ~~って、此処に来てメインで見学したい移築建築の一つがコチラですね。

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日本の大財閥である三井同族11家の総領家「三井八郎右衛門」の邸宅です。

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1952(昭和27)年に建てられた建物です。「三井八郎右衛門」は代々、総領家の者が受け継ぐ名前です。総領家は北家と称されていました。木造及び鉄筋コンクリート2階建の建物です。
玄関を入るとフランスのガラス工芸家ルネ・ラリック」の素晴らしいガラス照明がまず目につきます。

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*宝飾家であったルネ・ラリック(1860-1945)は、1900年のパリ万博で注目を浴び一躍有名になりました。20世紀の初めにガラスエ芸に転向し、1920~30年代のアール・デコ期を代表するガラスの巨匠として活躍しました。

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正面の絵は主が自ら描いたモノということです。絵がお好きだったようですね。他にも邸内の至る所に彼の描いた絵がありました。
板戸の絵も一部は彼が書いたモノだとか。孔雀とか鶏鷹などを始め全て鳥を題材にしています。板戸もね、ナント全部が一枚板なんですよ。考えられないくらいの贅沢なモノです。
かなりの枚数がありましたからね。今じゃとても一枚板なんて調達できないでしょうね。

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この絵は三井家の「城山邸」という別宅があった大磯の風景と言うことです。
1階は南側に客間と食堂、北側が事務室と、厨房などがあります。image:5]
1階の客間、食堂は書院造りで、1892年に完成した京都油小路三井邸の奥書院の一部です。

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油小路邸は三井八郎右衛門氏自らが設計に関与していて、窓や欄間に桂離宮の意匠を取り入れたといわれています。

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つまり、客間と食堂部分は、京都で建てられ、戦後港区に移築されたものなんです。
全体の建物の内の、たった4部屋だけを持ってきたらしいです。
コチラが望海床です。

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灯りもステキです。

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コレよく見るとナニか気づきませんか?
…そう四角い竹の柱なんですよ。珍しい茶室でしょ。

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コチラが厨房です。オーブンもあります。流石に古い建物なので痛みがありますが、立派なモノですね。

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寝室

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素晴らしいシャンデリア

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蔵の中には

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