コマQ

『コマキュー』ってなんじゃ?と思われる方が殆どだと思うけど、、、、、
それはコレ♪でございます🤗

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王冠を被せた様な不思議な建物。
昔はこの外観から『丘上のクラウン』と称されていました。
で…一体コレはなんじゃ??と言うと…

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世田谷区にある施設です。『駒沢給水塔』
と言う施設です。現在は使われてはいませんが…。この画像からは一塔しか見えないのですが、実はこの奥にもう一つあります。塔を2基並べ、間をトラス橋で繋いでいます。

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ホラね|( ̄3 ̄)|竣工年は、『第2号給水塔(北側)』と呼ばれるものが、大正12年(1923)の3月。
『第1号給水塔(南側)』が、同年の11月で翌年に完成しています。立ち入り禁止なんですよね、普段は。表から…周囲からしか見られない。

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画像の塔の左側にチラッとトラス橋が見えるでしょ。
現在コレがあるのは『世田谷区弦巻2丁目41番』という場所です。

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弦巻にあるのに『駒沢給水塔』(笑)
実は、建設当時ココは『東京府荏原郡駒澤村字新町(東京府荏原郡駒澤町字弦巻)』という住所だったから。
コレが建てられた当時、渋谷区は東京府豊玉郡渋谷町と呼ばれていました。
昭和より以前の、大正時代に建設されたんです。
人口増加にともない、多摩川の水を水道水として、渋谷町に給水するために作られた施設です。
この地域は標高が高いので給水塔には向いていたわけです。

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用途はモチロン水を貯めるためのものなのですが、外観はまるで西洋のお城のような♪古典主義的な趣向を取り入れた装飾的なものになっています。

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周りの壁は鉄筋コンクリート製。
12本のピラスター(付け柱)と呼ばれるものが給水塔の上部まで伸びています。

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頂上部に取り付けられているのは、直径53センチの薄紫色のグローブと呼ばれるものです。竣工当時はガラス製だったらしいのですが、現在はポリカーボネート製。
年に一度10月1日に中に入ることが出来ます。つまり…『都民の日』ですね。
更に詳しいことはコチラ→http://setagaya.kir.jp/koma-q/駒沢給水塔風景資産保存会