梅 六十一輪目 『飛梅』

六十一輪目はこの梅。

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====東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ====〔菅原道真

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あまりにも有名な歌ですが意味は「春になり東(京都)の風が吹いたら、においを送ってきなさい梅の花。主人の私がいなくとも、春を忘れてはいけない。」と言う意味になります。この数年後に、菅原道真公は太宰府で亡くなりますが、主の死を知った京の梅が、一晩のうちに太宰府へと空を飛んで来て花を咲かせたというのが、この「飛び梅」の伝説です。→http://sp.dazaifutenmangu.or.jp/info/detail/412

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太宰府天満宮』拝殿へ向かって右側に鎮座するこの「飛梅」は現在では、紅梅ではなく白い梅です。
え~太宰府にあります飛梅の品種は『色玉垣』です。八重中輪の極早咲き。
いまある「飛梅」は樹齢約百年の古木です。この画像の梅は、東京世田谷にある【羽根木公園】

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*この画像の羽根木公園にあるこの紅白一対の「飛梅」は、平成7年2月に大宰府天満宮より寄贈され、その隣に平成14年2月、梅まつり第25回を記念して、実行委員会より石碑が寄贈されたそうです。