ハナモモ

梅の記事ばかり続いたので、昨日はユキワリイチゲをアップしましたが…
一昨日の3月3日は《ひな祭りの日》でした。別名は《桃の節句》と呼ばれますね。
《桃の節句》の起源は中国で、中国では『重三の節句』と呼ばれます。3月3日で3が重なる日と言う意味です。
この時期に桃の花の咲く為に『桃の節句』とも呼ばれるようになったと言われています。
元々この日は紙でできた人形を川に流してその年の厄や汚れを払う一種の厄払いの日でした。
桃は元々、中国では神聖な食物とされていて、あの『西遊記』の中でも天界にある桃の木の実を食べた事から孫悟空は不老不死になったとされています。理想郷の事を『桃源郷』と言うのも同じ思想から来ています。
以前にこの別ブログ記事に説明しましたが、万葉集にもモモの歌が出てきますが、そのほとんどは、花の美しさを詠んだものといわれています。
【向つ峰に立てる桃の木ならめやと人ぞささやく汝が心ゆめ】 
【我がやどの 毛桃の下に月夜(つくよ)さし 下心(したこころ)よしうたてこのころ>意:我が家の毛桃に月夜の明かりがさし、とてもこころよいこの頃です。】
【春の園 紅(くれない)にほふ桃の花 下照(したで)る道に出で立つ娘子(をとめ)】
【桃花染(ももそ)めの 浅らの衣浅らかに 思ひて妹(いも)に逢はむものかも】

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==ハナモモ【 関白】==

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鑑賞するための桃『ハナモモ』です。
☆桃の節句が女の子の節句と言われるようになったのは、桃には美しい花と美味しい果実と言うことも含め、女の子を守り美しく育てると言う意味が込められるようになったのです。
因みに桃は日本には弥生時代に伝わったと言われています。この時期の遺跡から桃の種が出土しているンです。ですがこの頃食べられていた桃は現在市場に出回っている物とは違う野生種の桃だったようです。
現在の品種は明治初年に、中国や欧米から輸入された品種が基になっています。

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この桃の名前の由来は沢山の実がなると言う意味の「百/モモ」だという説があるのですが、もう一つ説があって、大昔は果実のことをすべて「モモ」と呼んでいたのだが、その果実の中で王様だと言う事で「モモ」と言う名前を独り占めしたと言う説です。

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コチラはまさに桃色の花

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==【矢口】==

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そして、赤と白に咲き別けるオイラの好きな品種

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==【源平】==

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源平は山茶花にもありますし、梅にも【思いのまま】と言う名前の品種があります(๑╹ω╹๑ )
コチラが源平山茶花

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