ブルボフィルム・グラディフロルム

新宿御苑の熱帯植物園の入り口近くに、幾つか並べてあった小さな鉢植えの花。
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ブルボフィルム・グランディフロルム
原産地はインドネシアニューギニアで、標高100メートルから800メートルくらいの熱帯雨林の樹木に着生しています。草丈は20センチから30センチくらい。
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葉は楕円形で、葉の質は革質で分厚く、先は丸くなっています。
開花時期は秋で、花の大きさは10~25センチくらいになるそうで、ランの花としてはかなり大きいほうでしょう。
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このブルボフィルム属(Bulbophyllum)は東南アジアなどに広く分布する着生種で、約2000種の原種があるそうです。スマトラ島,セレベス島,モルッカ諸島ニューギニアソロモン諸島の海抜100~800メートルくらいのところにある熱帯雨林中の樹木に着生して生育する原種ランということです。
日本にも【豆蔦蘭マメヅタラン】などが分布し、和名をマメヅタラン属といいます。
日本語に直訳すると「オオバナマメヅタラン(大花豆蔦蘭)」とでもなりますかね?
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花の色は淡い茶褐色で、特異な形状で、花に悪臭があります。
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◇科名:ラン科 ヒャロセマ属(Bulbophyllum=ギリシャ語の「bulbos=鱗茎」+「phyllon=葉」から。鱗茎から葉が出ていることから ◇学名:Bulbophyllum grandiflorum Blume(grandiflorum=大きな花の)
※現在では,ブルボフィルムの仲間ではなく【ヒャロセマ=Hyalosema】の仲間に分類することもあるようですが…。