ハシカグサ(麻疹草)

前記事の『シュウブンソウ(秋分草)』よりも、更に小さい花。
暗い藪の手前に、普通の下草の雑草にしか見えませんね。明るい場所であっても…見逃しそうです。
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山野の林の中や道ばたなどに生え、近づかないと判らないくらいの小さな花をつけます。
花が咲いてる期間中だと、この和名の由来は想像できません。
ハシカグサ 麻疹草
茎のようなランナーを 地面に伸ばして広がり、先のほうはしばしば斜めに立ち上がります。
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長さは20~40cmくらい。茎の先端や葉腋に小さな小さな直径約2mmの花を数個つけます。
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名前の由来は『枯れた葉の様子が、、麻疹の湿疹に似ているから』と言う説が一般的なようですが、無理矢理こじつけのようで、実際のところよくわからないようです。
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◇科名:アカネ科 ◇属名:フタバムグラ属(Hedyotis) ◇学名:Hedyotis lindleyana Hook. var. hirsuta(Lindleyanus=英国の分類学者J.リンドレイの/hirsutus=粗毛ある、多毛の)
葉は長さ2~6cmで幅は1~2cmの卵形~狭卵形で対生します。葉の両面にはまばらに白い軟毛が生えます。
葉柄基部の托葉はクシの歯状に裂けます。
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まだコレでも小さくて判りづらい…(笑)。
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アップに…コレで…どうだ(笑)
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花冠は白色で通常は4弁花ですが5弁のものもあります。
萼片が大きい 。萼には白い軟毛があります。雌蘂は1個で雄蘂は4個。
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花後に出来る朔果は直径3~4mmの球形です。

『オオハシカグサ』と言うのもありますが、葉が大きめで萼に毛はありません。