酉の市

今日は11月22日で、明日23日は祝日ですが、2回目の《酉の市》の日でもあります。酉の市は毎年11月の酉の日に行われる市のことで、酉の日と言うのは暦の中で十二支の酉の日。
今年2016年度は、11日(金)と明日23日(水・祝)の開催です。二の酉までの開催ですが、週末と祝日と言うタイミング。
【酉の市】は、現在は稲荷神社などでも行われている例もありますが、本来は……
「酉の市」とは、全国各地にある大鳥神社大鷲神社、鷲神社など「鳥にちなんだ寺社」で、毎年11月の酉の日に行われる特殊行事ですね。酉の日の【酉】とは、お判りと思いますが、十二支の【酉】のことで、日本の暦では、12日に一回「寅の日」や「巳の日」など十二支の日が巡ってきます。で…その「酉の日」に行われるため、「酉の市」といわれます。
「酉の市」は、古く江戸時代から続く例祭で、その起源は、花又村(現在の東京都足立区)の大鷲神社にあるとされています。
もともとは近隣の農民たちが、秋の収穫を祝って鷲大明神に鶏を奉納したのが始まりとされ、奉納された鶏は、祭りのあと浅草の浅草寺に運ばれ、観音堂で放たれていたそうです。
東京で『大鳥神社』というと目黒にありますね。境内は広くないのですけどね。目黒の『大鳥神社』酉の市の起源はとても古く、浅草の酉の市と並ぶ、江戸時代に始まったらしい。オイラは過去に一度だけですが、タイミング良く出勤あけの夕方に散策中にココに来ています。→http://blogs.yahoo.co.jp/chameleon_arms/53166225.html
この日の神事では、御神前に「八つ頭の芋」と「熊手」をたてまつります。「八つ頭」は日本武尊が東征の時、八族の各頭目を平定された御功業を具象化したもので、「熊手」は尊が焼津で焼討ちの御難に遭われた時、薙ぎ倒した草を当時武器でもあった熊手を持ってかき集めさせ、その火を防ぎ、向火むかえびをもって賊を平らげ、九死に一生を得た事を偲び奉るためのものです。で……ここから、「頭の芋」とも呼ばれる「八つ頭」は人の頭に立つように出世できるという縁起を「熊手」は、家の内に宝を掃き込むとか掻き込むという意味で縁起物として広く信仰を集めたのですね~。
更に「熊手」をもって火を防いだという由緒から、火難除けの神様と伝えられています。

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酉の市は全国各地で行われますが、都内で特に人気のある「酉の市」が行われる寺社は、《浅草の「鷲神社」》《新宿の「花園神社」》《府中の「大國玉神社」》で、【関東三大酉の市】として知られています。
で、規模の大小はありますが、実は40ヶ所以上の神社仏閣で開催していますね。都内には12月に開催しているところもあります。他にも日程が通常と違う場所もあるので注意。