深大寺の蕎麦の花と…

東京の調布にある古刹『深大寺』の門前には、幾つものお蕎麦屋さんが並んでいます。
そして小さな蕎麦畑もあります。蕎麦の花って見たことありますか?
白い小さな花ですが、アップで見ると綺麗な花です。
コレが蕎麦畑です。よくお蕎麦屋さんに蕎麦畑の写真とかが飾ってあったりしますよね。この蕎麦畑は深大寺蕎麦で有名な深大寺の前にある水生植物園の一角、旧深大寺城跡にある畑です。
花は夏~秋に咲きます。6月と9月に花期を迎えます。
中央アジアの原産。で、縄文時代より前に我が国に渡来したと言われています。
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◇科名:蓼(たで)科 ◇属名:ソバ属(Fagopyrum(ファゴフィーラム)=「Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)」に由来。三つの角を持つ実がブナの実に似ていることから。 ◇学名:Fagopyrum esculentum(esculentum=食用になる) 
そばは一年生の草本で、茎は中空で赤味を帯びています。
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コチラは、深大寺の門前にあるバス停のお隣の蕎麦が植えられているところ。畑と言うほど広くない。
そしてそこにこんなものもありますよ。
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蕎麦観音 コレは外食がほぼお蕎麦屋さんのオイラは拝んでおかねば....(笑)
蕎麦はほとんど乾燥した土地でもよく発育し、生育が速く、上記したように2・3ヶ月で結実します。
しかも土質を選ばず、養分を吸う力がとても強いので、どんなにやせた土地でも十分に実ります。
逆に肥えた土地に植えると、倒れやすくなったりしてあまり良くないと言うことです。養分が豊富だと却って良くない。甘やかせてはダメと言うことですね(笑)。
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ね、綺麗な花でしょ♪花は殆どが白ですが、うすいピンク色の花(赤蕎麦)もあります。
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葉は二等辺三角形のようなハート形ですね♪。 
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『蕎麦』の字は漢名からです。
植物として生えている状態のソバは、実も葉も三角形です。
この形から「角」と言う意味の『稜:そば』と言う言葉が当てられたのだと言われています。
には山の稜線とか険しく角張った形と言う意味もあります。
実は『耳をソバだてる』と言う言葉、これは耳を立てる、つまり耳をしっかり張って聴くと言う意味です。
蕎麦の名前の語源はこの稜(そぱ=角)のある麦から、そばになったと言われているのですが、実はその逆という説もあります。
つまり蕎麦の実が△なので稜と呼ぶようになったというもの。卵と鶏のような話になりますが…。しかし卵と鶏に関しては…オイラ的には母体がないのに突然卵が出来るはずが…と考えていますけどね(笑)。
以前に『蕎麦の日』←と言う記事で、蕎麦の語源については簡単に一度触れています。
三角形の蕎麦の実は黒くなります。中は白粉花の実の粉に似た白い粉です。
この粉がそば粉の原料になるわけです。

さて…何度かオイラのブログで書いているので、既にご存じの方もいるかもしれませんが、植物の約1割ほどに血液型が存在する事が知られています。
実は植物にも血液型があると知られる事になったきっかけが、この蕎麦なんです。
ある殺人事件の現場で、血痕から血液型を調べていた所、被害者の枕からAB型をしめす反応が出ました。被害者と血液型が違うので犯人に結びつく証拠か?と思われたのですが、そこで驚く結果になったのです。なんと、その枕に使われていたソバ殻がAB型の血液と同じ反応を示していたのが判明したのです。このことから植物にも血液型が存在することが判ったんです。
これは、植物の中にある糖タンパクと言う血液の凝固を起こさせる物質が含まれている為に、血液反応を示したと言う事だそうです。
と言う事で蕎麦の血液型はAB型。
他の植物は…と言うと…まず『AB型』は「ソバ」「バラ」「スモモ」「イタヤカエデ」と言ったところ。
『A型』は「アオキ」「ヒサカキ」「キブシ」など。『B型』は「イヌツゲ」「ツルマサキ」
『O型』は「ダイコン」「カブ」「キャベツ」「サトイモ」「ゴボウ」「ナシ」「イチゴ」「サザンカ」「ツバキ」「ヤマモミジ」「ブドウ」「エノキ」
人間のように性格分析は…出来ない(笑)